システム運用とは?どんな仕事?

IT業界に入りたい!プログラマ―やシステムエンジニアとも違う感じがする。システム運用てどんな仕事なのかな?一見楽そうなイメージがあるけど。。

こんな疑問にお答えします。

では目次です。

✔もくじ

これから、今までプログラマーとフィールドエンジニアとIT営業とシステムエンジニアと経験し、現在システム運用業務に携わる私が、経験と実体験から得た経験を記します。

1.システム運用てどんな仕事

まずこれを見てください。簡潔にシステム運用の概要がまとめられております。
出典:総務省 自治体CIO育成研修 システム運用計画 (抜粋)

1 システム運用とは
情報システムはコンピュータで処理されるわけですが、このコンピュータの維持運営に
関わるすべての業務を「システム運用」といいます。
具体的には、業務システムを業務部署のスケジュールにあわせて処理し結果を業務部
署(エンドユーザ)に還元することの他、コンピュータを設置する建物の維持管理、停
電など災害対応のための自家発電装置の管理、セキュリティ管理など、さまざまなコン
ピュータ関連の維持運営管理業務があります。
「システム運用」は、各部門が自部門の業務運用を実施するにあたり、その業務を円
滑に運用できるようにするために部門間の業務を横串をとおして運用します。
その際に重要になるのは、業務システムのコンピュータ処理を、
・安定的に処理されること
・安全性が保たれていること
・処理結果は正しいものであること
という3つの責務を負っています。
この3つの責務を
「運用の3原則」(安定性・安全性・信頼性)
といい、システム運用部門における永遠の合言葉です。
*業種によっては、安定性・安全性・信頼性・迅速性と4原則を用いているところもあ
るようですが、本編では、迅速性は3原則に含まれるものとして考え、4原則は用いて
いません。

上記内容をもっと簡潔に言うならば、”システムの運転手”とでもいいましようか。
”システムさん”は、自身働いている途中でいろんなことをアピールしてきますので、システム運用の担当者が、色んな管理(面倒)をします。

  1. ハードやソフトの障害が発生。
  2. ⇒検出して遠隔操作で復旧する(障害対応)

  3. トラフィックやプロセサの使用率が基準値を超えてくる
  4. ⇒常に使用率を監視しており、異常値が出たら担当者が対応(性能管理)

  5. 不正アクセスが起きた!!
  6. ⇒パスワードやサーバ内へのアクセス状況を監視し、不正アクアセスが起きていないか日次でチェック(セキュリティ管理)

なお、運用管理を体系化したガイドラインがあります。代表例がITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)です。
ITILは、ITサービスマネジメントにおける成功事例をまとめたものです。
システム運用の仕事をするのであれば、最低限ITILの概要は知っていた方が、就職や転職時面接官の受けはよいです。(前向きという意味)
ITILに関する資格試験があります。
正式な名前は、「ITIL ファンデーション試験」です。
試験を提供している企業は「PeopleCert」です。試験形式はPCで問題は全て選択式の択一問題です。
受験料は、¥43,890(税抜:2018年9月時点)です。

参考書も発売されていますので、手に入れ頑張って合格してください。面接官の受けはいいですので。

2.システム運用の仕事でつらいこと

結論からいうと次の2点です。

  1. 夜中、電話で起こされる。
  2. 障害報告書を書かされる。

1.夜中、電話で起こされる

システムにも種類があり、24時間継続して稼働し続けるものと、朝出社して、電源ボタンをポチッと押して稼働させるものがあります。

当然会社がほしがるシステム運用担当は、24時間稼働システムの方です。

例をあげます。(あくまで例ですので会社によっては大幅にかわります)
売上集約システムを思い浮べてください、(名称は会社により当然変わります。)
このシステムは全国展開するスーパーで、すべての店舗の一日の売上を毎日集約する処理を行います。その処理は通常業務に影響の少ない夜中(AM2:00等)に行います。
(処理内容を細かく言うと、全国のPOS端末に格納されている売上データを東京にあるサーバに吸い上げ、合計を出すプログラムをキックするスケジュールジョブを動かす。)
処理が正常に終わればよいですが、異常終了した場合、業務影響が出る場合が多いです。
業務影響とは、例えば役員に報告する必要のある全国の業務売上値(前日分)が0円となり、大慌てという状況です。
そこでシステム運用者の出番です。
システムはジョブが異常終了したなど異常時に、システム運用担当者に分からせるしくみを備えており(アラーム鳴動、メールで飛ばす、電話の自動音声コールを流す)システム運用者は原因を突き止め即座に対応をします。

ここで上記項目1の”夜中、電話で起こされる。”の話になりますが、本例では夜中に対応をする必要となり、眠いからだにムチ打って仕事することになります。
会社によって、システム運用方法はバラバラですが、システム運用者は24時間シフト勤務で、当直時は24時間会社にこもり、緊急時対応する勤務形態と、通常の日中勤務で、自宅にいて夜中にメールや電話で起こされ、そこからPC使ってリモートで対応もしくは、タクシーを使って会社に駆け付け対応する勤務形態があります。
24時間シフト勤務はまだましです。夜中ですが体は起きている状態ですので。問題は夜中に、言葉は悪いですがメールや電話でたたき起こされる勤務形態です。
やっと仕事が終わり、自宅に帰り、布団に入って夜中に起こされる可能性のある生活は人によっては、かなりキツイです。これに我慢できるかです。

2.障害報告書を書かされる。

当然の業務ではありますが、発生した障害は報告すべき相手向けに作成し説明する必要に迫られます。
ここでいう相手とは、

  1. 直属の上司
  2. 顧客

障害の重症度によって報告する相手のレベルは変わってきます。なお項目2の顧客ですが、システム運用対象システムが自社か、顧客が契約しているサービスに関係するもの(いわゆるホスティングサービス)により変わります。
いずれにせよ、報告すべき相手に報告する時期は「当日」です。そのために夜中対応し、対応完了後、即座に報告書を作成し説明するということになります。
これが障害影響が大で、顧客向けに場合、十数ページに及ぶ報告書を完成させる必要になり、顧客に報告したらしたで「恒久対策を考え直すように」や「説明文がわかりづらいので再修正」といった指示を受け、時間を費やすスパイラルに陥ります。
これはかなりつらいです。これを我慢できるかですね。

3.システム運用の仕事で良いこと

次の2点です。

  1. 開発部隊に引き継ぐことができる。
  2. 復旧させた際、少し感謝される。

1.開発部隊に引き継ぐことができる。

システムは当初(本番運用開始時点)は稼動していたものが、稼動しなくなったということは、何等かの想定外事象がトリガーとなっています。
想定外事象は

  1. プログラムのバグ
  2. ユーザー側で、”いわゆる変な”データを入力した。
  3. サーバ内の負荷増大によるもの

上記のような事象についてはシステム運用担当としては、開発部隊にシステムの改善検討を依頼する必要があるかと思います。システム運用側は、根本的な改善対策に頭を悩ませる必要は無いため精神的に軽減されます。

2.障害を復旧させた際、達成感を得られる。

障害が発生したときは、緊張感があります。そして復旧させると、自身が達成感を得ます。また、周囲で安ど感が広がります。この雰囲気は仕事冥利に尽きます。
やりがいを感じ取れます。(報告書の作成自体は億劫ですが)

4.まとめ

システム運用の仕事は、自社や顧客び業務に影響がある重要な仕事で、障害発生時は緊張感を伴いますし、つらい面はありますが、やるべき対応を行うと達成感を味わうことができます。しかし夜中に仕事を行う場合があり、体調管理には気を使う必要があります。
以上をふまえ、システム運用の仕事をすべきか検討をしてみてください。

5.その他

システム運用者で把握しておくべき知識として”停電”があります。システムは電気で動くもの。その電気が途絶えるとシステムは動きません。停電の基礎知識とそれに付随して家庭の停電対策も記しました。参考にしてください。

停電対策のリンク

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