2019 フィールドエンジニアは、きついのか?

本サイトは、IT業界の中で、フィールドエンジニアに注力した内容になっております。
みなさんは、就活中の学生の方でしょうか?
それともフィールドエンジニアに転職活動中?
もしくは現在フィールドエンジニアとして働いているけど、つらくて辞めたい、でも辞めれないと我慢しながら日々過ごしている方ですか?
そんなみなさんに、フィールドエンジニアとはから始まり、少し耳が痛い話まで、自分の経験を踏まえキーボードを叩きました。

✔もくじ

1.フィールドエンジニアとは

顧客先に出向き、システム設置、調整、顧客に対しオペレーション教育、そしてシステム導入後のクレーム対応を行うエンジニアのことです。今記した内容はIT業界でのざっくりした内容ですが、その他にも医療業界、IT業界には近い半導体業界など多岐にわたります。
※これからお伝えするお話は、工場の生産ラインに据え付ける製品検査システム対応のフィールドエンジニアを例に、事実に近い内容ですます。

2.そもそもフィールドエンジニアてどんな仕事?

大きく二つの業務に分かれます。

(1)新規搬入設置

顧客の場所に出向き作業します。
ただ、フィールドエンジニアという名称上、現場作業だけするというに認識しがちですが、当然自部署にて事前準備があります。

自部署での作業

  1. 営業部から受注した旨連絡を受ける。
  2. 受注コード発行し、必要な構成部品の発注をかけます。
  3. 現場調査をします。この調査により機器設置場所、必要なアタッチメントの寸法取り等を行います。この日はシステムエンジニア、営業社員も同行する場合もあります。会社によっては、フィールドエンジニアではなく、設計部員が担当する場合もあります。
  4. 構成部品が揃い、輸送の手配も忘れず行います。

顧客での作業

  1. 機器設置
  2. 電源、ネットワーク通線
  3. 電源投入、パラメータ調整
  4. オペレーション教育(顧客側現場責任者(場合によってはパートのおばちゃん)に対し実施)
  5. 作業検収書をもらう(営業社員が出向く場合あり)

(2)トラブル対応

顧客よりクレーム電話が所属部署に入り、緊急対応で現場に入ります。
(会社によってはサポート部隊が存在する場合もあります。)
ただ事前に顧客とヒヤリングを行います。
・どんな障害か
・納品物のマニュアルでは対応できないものか
・どんな影響が出ているか
緊急対応となったら休憩時間だろうが何だろうが、トラブル内容確認後、原因と思われる部材を手持ちし顧客に出向きます。

※私は顧客が某製薬メーカーだったこともあり、いわゆる田舎にある、やたら敷地面積の広い工場にもよりの駅からタクシーで乗り付けてました。

原因がハード故障なら、話は早いです。
問題は、ソフトウェアのバグとそもそもの仕様の認識違いです。

ソフトウェアのバグ

顧客側担当者が入力した数値が原因で、数値処理が異常終了しシステムが止まってしまった場合です。こちら側は、前もってどんな数字が入力されようとプログラムのしくみで回避すべきなのですが、回避策が弱い場合に起こります。
こういう場合は、即座に自社の開発部門に問い合わせし、聞いた暫定策を担当者に伝え、フィールドエンジニアは帰れるパターンとなります。しかし、原因が不明で、顧客担当者から”またシステムが止まったら怖いから生産終わるまで居てくれ”というパターンもあります。

仕様の認識違い

本来は無いのが普通ですが、要件定義の段階で、こちら側が、あまり当該業界に精通しておらず、顧客側の要件をそのまま鵜呑みにし、例えば、顧客側で抜けていた仕様に気づけず、実際稼働してから”気づいた”という場合です。
この場合は、フィールドエンジニアの出番で無いです。顧客担当者側とこちら側の営業サイドとSE側とで話合うことになります。

※費用見積もり提示しプログラム改修か、顧客側で対応(我慢)するのか、顧客側が次案件の話を持ち出し、こちら側がいわゆる持ち出しで対応か)

原因がハードの場合で、自身で持参したもの(例えばストレージのディスク)の交換で復旧すれば、問題なしです。

3.やっぱりフィールドエンジニアてきつい!と思った点

(1)動くまで、もしくは治るまで帰れない

”新規搬入設置”でトラブった場合や、”トラブル対応”で復旧するのにある程度の時間を要する場合は、現場によく言う”人柱”として居残り状態になります。ここでフィールドエンジニアは、自分が顧客の矢面(やおもて)に立つ仕事だということを痛感します。
また発注形態として、顧客⇒商社⇒自社営業部という順番の場合、商社の営業も現場に来て、フィールドエンジニアに問い詰める場面がでてきます。いわゆる2対1の関係です。
※精神に堪えます
当然システムが止まれば、生産に影響がでて、顧客のエンドユーザにも影響が出てくるのです。特に製品単価の高いモノを製造している工場では、多大なる影響が出ます。

(2)うまくいかなかった原因が自身の知識不足の場合

基本一人対応の会社が多いです。頼れるのは自分自身と、自社の上司(同僚?)です。自身が良く分かっておらず、電話で方法を聞いた場合、帰社したとき叱責の可能性ありです。(何で知らなかった!?)

(3)新規搬入設置時期が土日、GWの場合が多い

(4)現場から現場を渡り歩き、自宅に数か月帰れない場合がある

※つまりは状況によっては、休みが取りづらくなるということです。

(5)作業場がクリーンルームの場合もあり、その際は専用の防塵服を作業服の上から着るので、暑い、動きづらいといった環境での作業を強いられる。

4.やりがい

(1)顧客に”ありがとう”と言われる。

新規搬入設置もそうですが、トラブル時でも、復旧させるとフィールドエンジニアには”感謝”の言葉を頂きます。このような場合は素直にうれしいです。

※ただ顧客側は営業担当者には容赦ない場合が多いと思います。”営業は何してた”的な感じです。

(2)顧客が日本全国に存在する場合、会社の費用で、広範囲の地域に行ける。

ただ移動だけで疲れる場合はありますが。顧客での作業が終わり、その地域の名産品をおみやげに飛行機に乗るといったプチ旅行気分が味わえます。
※これも現場が問題無く終わればの話ですけど。

(3)最新のシステムや設備に触れることができる。

自身のスキルアップに繋げることができます

5.まとめ

世の中は、まだまだ設備投資に積極的です。
設備投資をするということは、フィールドエンジニアの仕事も当然ながら無くなりません。いくらAIが発達したとしてもトラブルの自動復旧機能は、当分無いでしょう(永久に来ないと個人的に思います)

出典:日本政策投資銀行 全国設備投資計画調査(大企業)

今就職活動中で、IT業界の中でもフィールドエンジニアという職種に興味を持った方にとっては、実態というものが分かって頂けたかと思います。フィールドエンジニアの働く場所は、顧客の”フィールド”だけでは無いということと、いわゆる困った人(顧客の担当者)を助ける仕事だということ。
他方、現在フィールドエンジニアを行っていて、”もう辞めたい”と思っている方は、特に説得はしません。
ただ他の業界のフィールドエンジニア(製薬⇒半導体)へのチェンジをしてみたらいかがでしょう。業界を変えると意外と楽な仕事と思えるかもしれません。もしくは、あまりに辛ければ職種を変えてください。精神を病んだら治るまでは時間を要します。顧客の担当者にも色々な人がいます。我々を露骨に下に扱う輩も存在します
ただこのフィールドエンジニアという仕事は、
機械相手でありながら、人間相手でもあり、設備を修繕することにより人から”ありがとう”と言って頂ける仕事です。他の職種でソリューション営業職のように数字のノルマに対するプレッシャーはありません。
最後に特に就職活動を行っている方にとっては気になる年収ですが、勤務している会社の状況によりますので一概には言えないですが、システムが障害を起こした場合はどうしても残業時間が増えますし、扱っているシステムが高価(あるいは特殊)であれば普通に食べていくことは十分可能です。
それではこのへんで
リクルートエージェント

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